建物の寿命を延ばす防水工事 長尺シート防水について解説します!【横浜市・神奈川・東京・埼玉の大規模修繕工事 BIG HAMA】

 

前回の防水工事についてのコラムはシーリング工事に焦点をあてて書きましたが、今回は長尺シート防水について解説します。

 

長尺シートとは、正式には『防滑性ビニル床シート』と言い、マンションやアパート、商業施設等の廊下や階段などで見られる塩ビ製のシートの事です。人の出入りの多い共用部に使用されることが多いので、普段の生活で目にすることも多いと思います。

 

 

■長尺シートのメリット・デメリット

 

〇メリット

・長尺シートは、表面に凹凸があり滑り止め効果があります。

・クッション性があり、万が一転んだ際にも身体への衝撃を和らげ、お子様や高齢の方へもやさしい仕様です。

・遮音性にも優れ、人が多く行きかう共用部には最適です。

・掃除がしやすく、日頃のお手入れが比較的簡単に行えます。

・豊富なカラーがラインナップされ、デザインの自由度が高いことも魅力です。

 

〇デメリット

・きれいに仕上げるためには技術をもった専門業者に依頼する必要があり、業者の選定には注意が必要です。

・マンションやアパートの塗装下地の階段等をリフォームする場合は、塗り直しに比べて費用がかかります。

 

このようなメリット、デメリットがありますが、耐久性にも優れ様々な機能性がありますので、

メンテナンス性に優れた床材と言えます。

デメリットにも書きましたが、施工業者の技術力に左右される部分もありますので、信頼できる業者に任せるようにしましょう。

 

 

■長尺シートを張り替えるタイミング

 

使用する環境によっても劣化のスピードは異なりますが、一般的に長尺シートの耐用年数は12年~20年と言われています。

 

長尺シートが劣化すると表面の凹凸が無くなり防滑性が低下したり、摩耗によってクッション性や遮音性も低下します。

また、表面が黒ずんで汚れが蓄積されると、日ごろのお掃除ではなかなかきれいにすることができません。

 

また、シートが破れたり剝れたりすると、水が建物に侵入し躯体そのものに影響を与えることも考えらます。

 

日ごろのメンテナンスにて、目視で表面の状況や剝れ破損などを確認し、何か気が付く事があれば専門家に調査を依頼し見てもらうことが確実です。

 

 

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